流行のバイナリ―オプションは業者選びが最重要

最近ネット上で騒がれているバイナリ―オプション。

円相場が現在よりも上がるか下がるかの二択をして、正解すれば掛け金が倍になるというギャンブルだ。

ただ、ギャンブルとは言っても、○○証券というような会社が運営していることもあり、純粋なギャンブルと言うより投資に近いと思う人もいるだろう。

海外業者

しかし、国内で金融庁の許可を受けて運営している会社とは異なり、規制を受けない海外の業者も多くある。

この海外の業者の中には、配当の不払いや相場の改ざんを行う業者もあるとネット上で報告されている。

こうなったときに、海外の業者を相手に裁判を起こすことは難しい（法律的にではなく精神的に）。

国内業者

一方で国内業者に目を向けると、こちらは比較的安全なようだ。

しかし、どのくらい先の相場の予想をするかという部分に規制がかかっており、予想が困難だと言われている。

まともに支払いが行われるという前提を置けば、海外業者よりも稼ぎづらいことになる。

どちらが魅力的？

冷静に比較すると海外業者は危険だと感じるが、欲に目がくらんだときには輝いて見えてしまう。

HPを見ると、入会ボーナスや稼いだ実例などの宣伝がある。

しかも、ごく簡単なアンケート程度の情報入力で口座が開設できるため、ついつい入会したくなる。

ここで少し冷静になってほしい。

小さな字で書いてある利用規約をしっかり読まなければならない。

入会ボーナス以上に投資しなければならないなど、思わぬ落とし穴があることがある。

破産ストーリー

利用規約に納得して、さあ登録しよう。

初めのうちはビギナーズラックでどんどんお金が増える。

そろそろ引き出そう。

やった！　持ち金が倍になった！

味を占めて投資を続けると、急に当たらなくなる。

もしくは、当たっても引き出し手続きページが重くて、手続きができなくなる。

手間取っている間に、損失が出る。

取り返しのつかない金額になってやっと気付く。

最終的に胴元が勝つように仕組まれたゲームだと。

怪しい業者の見分け方

そうなる前に、怪しい業者の見分け方を学ぼう。

HPを見るだけで、だいたい分かるはずだ。

会社の所在地や代表者名といった会社情報が書かれていないページは怪しい。

似たようなページがたくさんある会社も怪しい。

騙されたと思ったときには、もう存在しない会社になって、経営者は看板だけを変えて運営を続けていくのだ。

冷静に判断できないときは、ネットで検索するとよい。

最近は2chのまとめサイトに扮した宣伝サイトも目立つが、悪い評価を探すようにするべきだ。

配当の出し渋りや、決済の不具合などの報告が挙げられている。

結局どうすればよい？

あくまでギャンブルなので、負ける前提で取り組めばよい。

期待値は負だから確率的には負けることになっている。

しかし、一部の人が大儲けできるのがギャンブルである。

それに賭けてみるのもいいだろう。

ただ、せっかく勝ったときにトラブルなく収入を得られる業者を選んでおくのが重要である。

経験者の話を直接聞くことのできる人でなければ、安全な国内業者から始めるのがよいだろう。